Reportレストラン「Cernia」の
季節を楽しむ料理教室 ~春~
福岡・田主丸にあるレストラン「Cernia(チェルニア)」の畑シェフを迎え、BBB&にて料理教室を開催しました。
田主丸に移転する前は、今泉にお店を構えていたCernia。
BBB&のすぐご近所にお店があったこともあり、畑シェフが調理道具や器を見に来てくださっていたのがはじまりでした。
移転後も「何か一緒にできないか」と話を続けてきた中で、ようやくかたちになった料理教室です。
畑シェフにとっても料理教室は初めての試み。
デモンストレーション形式での開催となりました。
目の前で畑シェフの調理をじっくりと見ることができるだけでなく、食材のことや調理の考え方についても教えていただきました。
\ 当日の様子を撮影した動画を公開しました! /
MENU
- 菊芋のポタージュ
- 菜の花のオレッキエッテ
- ミモザサラダ
- ロールキャベツのオーブン焼き“カプネ”
- 小さなデザートとハーブティー
recipe #1
ロールキャベツのオーブン焼き“カプネ”
この日は、時間のかかるロールキャベツから。
ロールキャベツのオーブン焼き
“カプネ”
今回使用したひき肉は、うきはの「リバーワイルド」のもの。
キャベツの巻き方にもコツがあります。外側の葉を外に、内側を中にして巻くことで、食感がよくなるとのこと。
ロールキャベツはフライングソーサーのオーブン皿に並べ、オリーブオイルとバター、グラナパダーノをかけてオーブンへ。焼き上げることで、野菜のうまみが凝縮された一皿に仕上がります。
耐熱の器は厚みがあることで温度が安定し、冷やした器は冷たいまま、温めた器は温かいまま。器自体が熱を持つことで、料理の印象も大きく変わります。
こうした蓄熱性の高い器は、食材のうまみをしっかりと引き出し、そのまま食卓へと運んで、できたてのおいしさを楽しめるのも魅力です。
焼いている間に、菊芋のポタージュや菜の花のパスタといったほかの料理を進めていきます。
recipe #2
菊芋のポタージュ
菊芋は芋という名前ですが、キク科の植物の根。
やわらかな甘みと香りが特徴で、今回の菊芋もCerniaのご近所の農家さんで採れたものです。
どの料理にも共通しているのは、野菜の水分や甘みを生かして味を組み立てていくこと。
菊芋のポタージュの調理では、スープの考え方についてもお話がありました。
「最初から出汁を入れるのではなく、まずは野菜から水分を出すこと。そこから少し煮詰めていくことで、野菜に“自分の水”を飲ませるような状態にしていきます。」
「甘みが足りないと感じたときも、砂糖ではなく野菜で補っていきます。サツマイモやカボチャみたいな甘みのある野菜を少し入れるのもいいです。」
塩と野菜の甘みを軸に味を組み立てることで、鶏や魚の出汁とも相性のよいスープになるのだそうです。
菊芋のポタージュ
表面をきつね色に焼いたヒラメと、オーブンでじっくり火を入れて甘みを引き出した菊芋、揚げてカリッと仕上げた菊芋をのせて、食感の違いも楽しめる一皿に。仕上げにオリーブオイルを回しかけて完成です。
recipe #3
菜の花のオレッキエッテ
パスタは季節に合わせて、菜の花のオレッキエッテを用意していただきました。
手打ちのオレッキエッテは事前に仕込んできていただいていましたが、当日は参加者の方の前で実演も行われました。
畑シェフの手元から次々と生まれていくパスタ。
ナイフの動かし方なども細かく教えていただきながら、実際に生地に触れ、そのやわらかさを確かめる場面もありました。
そこで使われていたのが「SUNS&COOK」のまな板。表面にほどよく入ったシボによって、生地が張り付かず、くるんときれいにまとまっていきます。
畑シェフは、火入れについてこう話します。
「日本の料理は、色を残して鮮やかに見せることが“美味しそう”につながる感覚があると思うんですけど、イタリア料理では、野菜は少し崩れるくらいまで火を入れて、ソースにしていくことも多い。」
イタリア料理ならではの調理方法に、参加者の方も「なるほど」と頷きながら聞いていました。
ゆでる際には、「柳宗理」のパスタパンを使用。付属のコランダーで、湯切りもスムーズに。コランダーを外せば、深さのある鍋としてカレーやシチュー、スープ作りにも活躍し、ひとつで幅広い料理に対応できる使い勝手のよい道具です。
菜の花のオレッキエッテ
パスタをゆでるお湯で菜の花を先にやわらかくゆでます。同じお湯を使うことで風味がほんのり移り、全体に一体感が生まれます。
ゆでた菜の花と玉ねぎのピュレを合わせ、くたっとやわらかくなるまで火を入れてソースに。ゆであがったオレッキエッテを加え、仕上げにオリーブオイルを合わせて完成です。
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教室の合間には、畑シェフの愛用の道具についてのお話も。
なかでも印象的だったのが、Cerniaの開業時にお求めいただいた「GLOBAL」のフレキシブルナイフ。刃がしなやかに曲がり、食材に沿わせやすいため出番が多いのだそうです。
長く使い込まれ、今もなお現役で活躍しています。
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recipe #4
ミモザサラダ
ミモザサラダは、Cerniaの自家菜園でその日の朝に収穫された小松菜やレタスを使って。
ミモザサラダ
小松菜・レタスの葉を重ねてくるっと巻き、ざく切りにして丸みを残したまま器へ。ペコリーノチーズ、アンチョビ、酢漬けのケッパー、ゆで卵をのせ、Cernia特製の玉ねぎドレッシングで仕上げます。
ドレッシングを全体に混ぜ込むのではなく、トッピングやドレッシング、野菜がそれぞれに重なり合うような状態に。
「ムラを楽しむことも、イタリア料理らしさのひとつです」と畑シェフは話します。
参加者の皆さんも料理を味わいながら、畑シェフの話に耳を傾け、質問をしたりと和やかな時間となりました。
季節の食材が変われば料理もまた変わります。また違う季節に、Cerniaの料理を楽しめる機会があればと思います。
どうぞお楽しみに。
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シェフ | 畑 亮太郎さん
1974年東京生まれ。「キアッケレ」「ブルガリ イル リストランテ」「アロマフレスカ」など約20年間で8店舗に勤務。2011年「アロマフレスカ博多」シェフ就任を機に福岡県に移住。13年福岡中心部で独立開業。開業からまもなくして自分たちで野菜を作り始める。22年4月に畑の近くに店を持ちたいという想いから田主丸に移転オープン。
instagram : @cernia_hata










